下の画像は、本の広告です。

 私は、「ナガサレール イエタテール」のことを、新聞広告で知りました。この広告ではなく、もっと前の広告です。

 今回のこの広告ほどスペースはたしか大きくありませんでした。この半分くらいかそれ以下のスペースだったでしょうか。

 ただ、その広告を見たときに、これがマンガ本だとは分かりませんでした。下の広告を見て、マンガだと分かりますか。

2013年6月5日読売新聞朝刊

2013年6月5日読売新聞朝刊

 普通の文字のみの小説でも、表紙がイラストというのは、けっこうあります。ですから、その可能性もあるな、思いました。また著者の名前が、ニコ・ニコルソンとちょっとふざけた感じの名前ですよね。私は聞いたことがありませんでしたし。

 それで、すぐには買いませんでした。でも、結局は、広告を見てから数日後に買いました。

 広告を見てすぐに本を買うということは、けっこうありますが、少し時間が経過してから買うということはあまりありません。それだけ心の片隅にひっかかっていたということでしょうか。

 読みました。

 まず、これは実話をまんがにしています。

 私は、東北に知り合いがいませんので、東日本大震災の時は、少しゆれましたが、自分自身に被害はなく、たしかに大変なことがおこったな、とは思っていましたが、それほどさしせまった実感はありませんでした。

 この本を読んで、当時の様子をかいまみることができました。

 私が印象に残っているのは、

P.8の(流されてきて)知らない家がご近所に、
P.21 地域別にツイッターのつぶやきが読めるサイトで、中学生のツイートがけっこうのんき、
P.22 婆ルの茶飲み友達大活躍、
家を建てる時の三井ホームとのやりとり

 です。

 茶飲み友達はたくましいですね。私が同じ状況になったら、これだけの行動力が保てるかどうか自信がありません。

 当時のことを思い出すのは、つらいことも多かったと思いますが、よく書かれたな、と思います。

 こういう本を読むと、寄付しなければという気持ちになりますね。

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