下の画像は、本の広告です。
私は、「ナガサレール イエタテール」のことを、新聞広告で知りました。この広告ではなく、もっと前の広告です。
今回のこの広告ほどスペースはたしか大きくありませんでした。この半分くらいかそれ以下のスペースだったでしょうか。
ただ、その広告を見たときに、これがマンガ本だとは分かりませんでした。下の広告を見て、マンガだと分かりますか。
普通の文字のみの小説でも、表紙がイラストというのは、けっこうあります。ですから、その可能性もあるな、思いました。また著者の名前が、ニコ・ニコルソンとちょっとふざけた感じの名前ですよね。私は聞いたことがありませんでしたし。
それで、すぐには買いませんでした。でも、結局は、広告を見てから数日後に買いました。
広告を見てすぐに本を買うということは、けっこうありますが、少し時間が経過してから買うということはあまりありません。それだけ心の片隅にひっかかっていたということでしょうか。
読みました。
まず、これは実話をまんがにしています。
私は、東北に知り合いがいませんので、東日本大震災の時は、少しゆれましたが、自分自身に被害はなく、たしかに大変なことがおこったな、とは思っていましたが、それほどさしせまった実感はありませんでした。
この本を読んで、当時の様子をかいまみることができました。
私が印象に残っているのは、
P.8の(流されてきて)知らない家がご近所に、
P.21 地域別にツイッターのつぶやきが読めるサイトで、中学生のツイートがけっこうのんき、
P.22 婆ルの茶飲み友達大活躍、
家を建てる時の三井ホームとのやりとり
です。
茶飲み友達はたくましいですね。私が同じ状況になったら、これだけの行動力が保てるかどうか自信がありません。
当時のことを思い出すのは、つらいことも多かったと思いますが、よく書かれたな、と思います。
こういう本を読むと、寄付しなければという気持ちになりますね。