7月20日で、毎日新聞の小説、「アトミックボックス」が終わりました。
7月に入ったころから、もう小説はそろそろ終わりかな、と思っていましたが、あっさりと終わったかな、という感じです。
原爆の作り方が、北朝鮮にもれていた、という新聞記事が出ても、世間の反応は何もなかったのでしょうか。
私の予想では、新聞記事になると、世間の反応がものすごく騒がしくなるので、美汐さんは、新聞記事にすることにはしないだろうと思っていました。でも、小説では違いました。
大手雄一郎が死んだから、新聞に発表したわけで、大手が生きていれば、違う結末になったのかな、とは思います。
新聞記事が出た後の世間の反応をもっと書いて欲しかったです。
でも、全体としては、この小説はとても面白かったです。美汐さんが、船から水に飛び込んだり、かなりハラハラしました。結局、美汐さんはお父さんを殺さなかったのですね。この部分は、やや意外でした。